手軽に自然の食物繊維を
天草倉岳町で栽培されたシモン芋の葉をハト麦とブレンドしてスッキリ飲み易く仕上げました。お子様からお年寄りまで毎日の食卓でおいしくお飲み頂けます。
くらたけシモン茶3つの特長
緑茶との成分比較 <ティーパック1袋(3g)、抽出液当たり>
その他にもマグネシウムは緑茶(煎茶)の2倍以上、サツマイモ特有の成分ヤラピンを含んでいます。
あたたかくしても、冷やしてもスッキリとした甘さの飲み心地。お子様からお年寄りまで毎日の食卓でどうぞ。
お召し上がり方 ※熱湯には十分ご注意下さい。
ティーパック1包を急須に入れ、お湯を注ぎます。 | しばらくおいてからお飲み下さい。色、味が出る間、数回お飲み頂けます。 |
熊本製粉が着目したシモン芋とビタミンK
私たちは常に暮らしのすてきについて考え、新しい可能性への挑戦を続けています。
”食”を通して誰もがいつまでも健康な暮らしを送れることを願い、健康食品の開発にも取り組んでいます。今日の高齢化とともに「骨粗鬆症」が急速に増加しており、その患者数は予備軍も含めると、約1,100万人とも言われています。そこで、私たちは”ビタミンK”が骨の形成に関与していることに着目し、ビタミンKを多く含む「シモン芋の葉」の研究をスタート。効果を確認し、商品化するに至りました。また、多くの学会等でその研究成果を発表しています。
ビタミンKはオステオカルシンと呼ばれるたんぱく質を活性化します。活性化されたオステオカルシンはカルシウムと結合し、骨を形成します。
通常、骨は骨芽細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収を繰り返す「リモデリング」と呼ばれるサイクルによって再生します。ビタミンKは骨芽細胞を活性化したり、破骨細胞の形成を抑制したりして骨が増える方向へリモデリングサイクルを導きます。
第6次改定『日本人の栄養所要量』におけるビタミンKの1日当たりの所要量および許容上限摂取量を表に示しました。
◎所要量とは:欠乏症を防ぐ必要量。
◎許容上限摂取量とは:過剰摂取による健康障害を防ぐ上限値。
ビタミンK | |||
齢(歳) |
所要量 |
許容上限摂取量 (単位:μg) |
|
男 | 女 | ||
0-(月) | 5 | 5,000 | |
6-(月) | 10 | 5,000 | |
1-2 | 15 | 10,000 | |
3-5 | 20 | 14,000 | |
6-8 | 25 | 25 | 17,000 |
9-11 | 35 | 35 | 22,000 |
12-14 | 50 | 50 | 27,000 |
15-17 | 60 | 55 | 28,000 |
18-29 | 65 | 55 | 30,000 |
30-49 | 65 | 55 | 30,000 |
50-69 | 65 | 55 | 30,000 |
70以上 | 55 | 50 | 30,000 |
妊婦 | - | +0 | 30,000 |
授乳婦 | - | +0 | 30,000 |
シモン葉中に含まれるビタミンK1含量を調べた結果、一般にビタミンK1を多く含むといわれているシソの約2倍、モロヘイヤの約3倍、ブロッコリーの約5倍の量でした。その結果を図に示しています。
下記は実際にビタミンKを摂取することによって骨が丈夫になったという報告です。*
約7万人の米国女性(38-63歳)を10年間フォローした、食事によるビタミンK摂取量と大腿骨頸部骨折発生頻度の関係を解析した大規模な研究ですが、この調査からビタミンK摂取量の低下は、骨折発生のリスクを増大させることが明らかとなりました。このとき、ビタミンK摂取量にもっとも寄与したのはビタミンK1のみを含むレタスでした。
*Feskanich D, Weber P, Willer WC et al : VitaminK intake and hip fractures in women : a prospective study.
Am J Clin Nutr 69 : 74-79, 1999
1週間に1回以上レタスを摂取した人の場合、大腿骨頸部の骨折リスクは1週間に1回以下しかレタスを摂取しない人に比べ有意に軽減しています。 |
1日に109μg以上のビタミンKを摂取した人の場合、大腿骨頸部の骨折リスクは109μg未満の人に比べ有意に軽減しています。 |
シモン茶の3つの特長
様々な基礎研究でビタミンKの効果を認めたため、最終的にシモンエキス入りカプセルを使ったヒト臨床試験を行いました。
被験者は骨塩減少症に陥った閉経後の婦人(平均年齢56.9歳)で2群に分けられ、一方はシモン葉脂溶性エキス含有カプセルを5カプセル(ビタミンK:1.0mg)/日を、もう一方はプラセボカプセル(シモンエキスなし)を5カプセル/日をそれぞれ6ヶ月間摂取してもらいました。投与開始から3ヶ月目と6ヶ月目に腰椎骨密度と血清カルシウム濃度を測定しました。下記はその結果です 。
*陳 瑞東〔陳 瑞東クリニック〕:閉経後のビタミンK濃度の変化と閉経後骨塩減少症に対するビタミンK1補充食品(シモン葉抽出食品)の介入効果.第3回 Vitamin K&Bone研究会(平成11年)にて発表
シモン葉脂溶性エキス含有カプセルを摂取することによって腰椎骨密度の減少を抑制できることがわかりました。 図をみてわかるとおり、シモン葉脂溶性エキスの入っていないプラセボカプセルを摂取した被験者の腰椎骨密度は閉経後骨塩減少症のために減少の一歩をたどっています。 一方、シモン葉脂溶性エキス含有カプセルを摂取した被験者の腰椎骨密度はプラセボ被験者に対し約3%程度の増加を示しました。 シモン葉脂溶性エキス含有カプセルを摂取することによって血清中のカルシウム濃度が有意に上昇することがわかりました。 血中のカルシウム濃度が高まれば骨からのカルシウム流出などを防ぐことができます。 以上の結果より、骨芽細胞の活発化とカルシウム吸収が高まった事が確認され、骨密度の低下を抑制する効果が認められました。 このようにシモン葉脂溶性エキスには、骨量が減少していく人々の骨量減少を抑制するため、健康な骨づくりにはもってこいの食材といえるでしょう。 |
シモン葉の中にはビタミン・ミネラル・食物繊維・ポリフェノールが豊富に含まれています。
お通じや血圧が気になる方に!お肌の美容に!骨の健康に!とっても有用な食材です。
学会発表
シモンに関する学会発表例(熊本製粉関連)
学会名 | 題目 |
第20回 日本血栓止血学会 (平成9年9月) |
シモン含有食品摂取後のビタミンK類の血中動態について |
The American Society for Bone and Mineral Research (平成10年9月米国) |
閉経後骨塩減少症に対するシモン葉抽出エキス含有食品の長期投与試験結果について |
第13回 熊本県産学官技術交流会 (平成11年1月) |
シモンの骨形成作用について |
第46回 日本食品科学工学会 (平成11年9月) |
シモンに含有するビタミンK1について |
第3回 VitaminK & Bone研究会 (平成11年11月) |
閉経後のビタミンK濃度の変化と閉経後骨塩減少症に対するビタミンK1補充食品(シモン葉抽出食品)の介入効果 |
第14回 熊本県産学官技術交流会 (平成12年1月) |
シモンの各種機能性について |
第42回歯科基礎医学会 (平成12年9月) |
シモンエキスによる破骨細胞分化制御について |
第20回日本骨代謝学会 (平成14年7月) |
シモンエキスによる破骨細胞分化制御及びリウマチ性関節炎に伴う骨破壊の抑制 |